会長挨拶

会長就任あいさつ

 六年ぶりに理事に復帰し会長に就任する事となりました。力不足で本当にお役に立つか分かりませんが、お受けした以上は覚悟して頑張っていきたいと思っています。
 私は〞ボランティア協会の役割は何だろう?〟と何時も考えていますが、昭和五十六年設立時の初心に帰って、市社協ボランティアセンターと協働していく事かなと思っています。
 ボラ協は財政面では、六年前、五、六年しか持たないと思われていた収支をその後の理事さん、各委員会やボランティアの会員の努力でハンディキャブボランティア号(以下、HC車と略します)を代替するまで改善していただきました。お陰で協会が存続できることを心から感謝いたします。
 事業面では、養成講座、HC事業、交流事業などがあります。各部門とも課題はありますが、HC事業について運転手の高齢化の問題があり早急な対策が必要です。
 委員会について、「総合企画委員会」は、将来計画、〞ボラ協らしい活動〟の追求、助成金などの研究、財政問題、委員会の在り方などを検討します。
 次に、広報の役割は大きいと私は思っています。行政や市民からの情報収集や行政や市民への情報の発信は非常に重要です。〞ぼら通〟、〞わくわく〟や〞ホームページ〟を有効に活用していく必要があると思っています。もちろん理事会の役割は重要で広報委員会との連携も必要となってきます。委員会の名称について、「広報委員会」と「情報戦略委員会」を「広報委員会・ぼら通部会」と「広報委員会・情報部会」としましたが、活動や委員は従来通りです。
 また、傾聴活動は南区を中心に軌道に乗り始め、他の区への拡大やボラティアの配置等の問題もあり「傾聴委員会」を作り検討していきます。
 このような事業を推進するためには、強固な事務局体制が必要です。総会・事業報告にも書いてありますが、事務局体制の構築が最も重要となってきます。
 以上の通リいろいろと課題は多いと思います。このような課題は一挙に解決できるとは思いません。一歩一歩前向きに和をもって対処し、未来に向かって楽しく前進させて行きたいと思っていますので、皆さまの強力なご支援、ご鞭撻の程よろしくお願いします。

 

 

2017年6月16日
認定特定非営利活動法人
相模原ボランティア協会
会長 髙橋 功

 

設立の趣旨

相模原ボランティア協会は、任意団体として既に20年を超える歴史を持っています。1981年6月に設立趣意書にある通り、協会は以下のことを基本に設立されました。

  1. 市民による、市民のための地域福祉向上を目的とします。
  2. 障がいを持つ人など従来から福祉の対象者と言われる人々も、ボランティアとしてともに活動することを進めます。
  3. 市民的性格を堅持する組織であるために、特定の宗教や政治(政党)の利害を超え、また活動をそれらの宣伝拡張の手段とはしない。

そして、この設立趣意書において大切にしたことは、「与えられる福祉」「要求する福祉」ではなく「創り出す福祉」「市民が主体となる福祉」です。このことは、社会活動を展開するに際し、今日では当たり前のように言われるようになりましたが、新しく法人として再出発した後も、当協会の骨格をなすものとして、位置付けてまいります。
私たちは、多くのボランティア団体と連携しながら、この20年余の歴史を刻んで来ました。その間、市内各地区における様々な市民ボランティア活動は大きく進展し、また、ボランティアという概念も、阪神淡路大震災における市民活動が大きく報道され、一般市民の間に広がりを見せるに至っています。
協会は、市民活動団体、行政、企業その他の関係する機関団体との幅広い連携を視野に入れながら、柔軟で、何ものにも拘束されない自由な発想で、まさに「ボランティア活動ならでは」の世界を築いていくことこそが、新しい活動領域を拡げていくことになると信じて活動していきます。そのためには、広く情報を公開し、より多くの市民の参加と協力を得ながら、十分な責任を果たし、市民からの信頼を得るために、私たち相模原ボランティア協会は特定非営利活動法人として生きて行くことを選びました。(抜粋)

平成18年9月 特定非営利活動法人 相模原ボランティア協会